英単語が覚えられない。年号が覚えられない。理科の用語が覚えられない。
なかなか覚えられないという人たくさんいると思います。
人の脳は覚えたものを「必要ない」と判断したら記憶から消すように出来ています。だから、覚えたものを忘れてしまうのは当たり前。
でも、記憶として定着させるにはちゃんとした方法がありますので、紹介しておきます。
その前に。
・高校1年生のときに覚えた円周率
3.14159265358979323846264338327950
288419716939937510
ここまで確か50桁。
もう「忘れることが出来ません」
覚えるのに少し苦労しましたが、強い記憶として完全に定着しています。
・中学3年の期末テストで覚えた作曲家
ビバルディ、バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーベン、ウェーバー、ロッシーニ、シューベルト、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ワーグナー、ブラームス、ビゼー、チャイコフスキー、ドボルザーク、グリーグ、ドビュッシー
20人。円周率より怪しい感じですが、これもすらすらいえます。
パソコンで打ち込むとちょっと変な感覚になってしまいます。
円周率も作曲家も覚えて、忘れてまた覚えてを繰り返し、強い記憶となりました。
忘れるのは当たり前。
では、どうしたら記憶として定着できるのでしょうか。
これはすごく単純で、
①短時間で一気に覚える。
忘れてもいいので、とにかく無理やり覚える。
②忘れてしまったものを中心に繰り返し覚えなおす。
ただこれだけです。
とにかく繰り返しましょう。
ちなみに、円周率は数百回。
もしかしたら千回を超えているかもしれません。
作曲家も数百回繰り返しました。
短期間で覚え、それを何十回、何百回と繰り返す。
すると、リズムに合わせてすらすらと口に出せるようになります。
覚えられないという人は、繰り返しが足りないのだと思います。
時間を見つけてとにかく繰り返すことを実行してみましょう。
人間の脳は寝る直前に見たり聞いたりしたものを寝ている間に記憶として定着させるという便利な機能を持っています。
円周率は夜覚えてそのまま寝た。
作曲家も期末テストの直前に一気に覚えそのまま寝た。
そして、朝起きたらまた繰り返す。
生徒と話をしたところ、寝る前にスマホを見ている生徒が非常に多い。
しかも、布団の中まで持って行く生徒も数名。
これでは、一生懸命に覚えたものが台無しになる可能性があります。
強い記憶として定着させるには、スマホ禁止の時間帯を作ることをお勧めします。
その時間帯とは、「寝る2時間前」から。
寝る直前は覚えたいものを覚えて、余計な情報を頭に入れずに寝る。
夜遅くのスマホ、寝る直前のスマホ。
かなり危険です。気をつけてください。